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夏の緑にやられる夏

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久々自転車旅に行ってきました。この文は他のサイトに投稿したものを転載したので、文章と写真をリンクできていないのですが、気にせず読み進めて下さい。というかこんな長い文章読む人いるのか笑

でははじまりはじまり。

***

こんにちは。

夏です。そして僕にとっては正月以来となる連休がやってましりました。

久々旅行くで~!

行くとなればやはり自転車で旅したいのですが、過去2度、夏のツーリングにおいて熱中症でダウンしているので、今回は涼しい所を選ばなければならない。

一番行きたいのは長野県なのですが、そこまで休みも長くないので今回は断念。考えた結果、マイミクさんに教えていただいた「高野龍神スカイライン」という延々と山の中を走る道(気温は涼しいらしい)を田辺の海まで2日で走り抜けるという計画を立てました。

いやほー!もうすぐ休み!!

ところがどっこい!!

連休前日の天気予報によると、全国的に不安定な空模様、局地的な雷雨に警戒とのこと。な、なんやて!?

そして連休初日の朝。ベッドの上で目が覚めた僕はボンヤリと考えた。

高野山の道はおそらく、人家もほとんどない、山道がずーっと続く。つまり雨が降った場合避難できる場所がないわけだ。もちろんレインコートは持っていくが、ヘタすると危険な状況にもなりかねない。

ずっとこの1週間気分は高野山の方に行っていたので、悔しい所だが、今回は行き先を変えねばならぬようだ。

枕元のツーリングマップルを開き、場所を考えた。なかなか走りたい所が思いつかない。1周するのにちょうどいい淡路島も琵琶湖もすでに走ったことがある。

そんな時、ある場所が頭をよぎった。そうや、あそこは気になっていたけどまだ行けてない。ちょうどいつも読んでる自転車雑誌にも特集されていたことを思い出す。僕は体をおこし、ネットでアクセス方法を調べる。今からでもいけないことはない。その場所はもし雨が降ってもまだ逃げ場は幾分確保できそうな気もしていた。

しかし前日の予報に比べ、当日の予報は思いの外「晴れ」よりであった。高野山もあきらめきれてはいなかった。場所を変更するか、否か。しかし雨にビクビクしながら旅をするのはよくない。今回の高野山行きはあきらめ、僕は新しい目的地に行くことを決め、急いで荷造りを始めた(今からかよ笑)とりあえず突然決めたことなので、当然宿のことも一切分からない。・・・となるとフォウ!!ハイ!寝袋とうじょう~♪いや~なんか俄然ワクワクしてきたで~(^^)龍神温泉にとっていた素泊まりの宿には丁重に謝罪して断りの電話を入れた。また次の機会にお願いします!!

長い前置き、ではいよいよ旅のスタート!!


ー1日目ー

午前10時、自宅出発。最寄りの駅で自転車をバラし、輪行→電車へ。荷物は自転車の入った袋、カメラ&レンズ満載のフロントバッグ、着替えやレインコートの入ったパニアバッグ。フー重いぜ!でも行きしなのテンションの高さでカバー。たぶん帰りはキツイでしょうね笑

大阪駅よりJRで西へ。須磨のあたりからある景色が視界に飛び込んできた。海だよ、海!!

電車は明石を越え、さらに西へ、加古川、そして姫路駅にて下車。あ、そういや「えきそば」食うの忘れた笑

駅前で自転車を組み立て、南へ走る。目指すは港、が、案外遠くて少しあせる。「ある時間」につかなくてはならないのですが。

港に到着。時間には間に合わなかったよう。港で受けつけを済まし、しばしの何もない時間。そう、僕は今から船に乗る。どこへ行くかって?まだ秘密だ。(つぶやきですでに周知かと思いますが笑)

ふぇりー乗船。船旅は1時間40分ほどかかるよう。到着は5時ごろの予定。早く走りたい。

やがて船は目的地に近づいてくる。海は西日を受けて眩しく輝いている。港に近づいてくると、今から降り立つその場所に、高くそりたつ壁のような山々が視界に迫ってきて、少しおどろいてしまった、あの山にも道はあるのだろうか・・・?

そして僕はその土地に立つ。その場所は、小豆島!!御存知、瀬戸内海に浮かぶ香川県の有名な比較的大きな島である。えーしかしまあ、ここにくるのは今朝決めたばかりで、なにが見所か、どこを走るかっちゅーのも何も決めてないわけで笑 一人旅の醍醐味ですな(単に計画性がないだけ笑)


ひとまずツーリングマップル(以降『教科書』)を開き、日帰り温泉&なんとなく寝る所があるんじゃないか?的な場所に向かうことに。

走り出す前、港近くの食堂できつねうどん。

中で飲んでいた地元のオイチャンと軽く談笑。オバチャンには補給食用におにぎりを2コこさえてもらう。

さあ、走るぞ・・・の前に、恒例(?)の小豆島上陸ジャーンプ。

さてようやく走り出したわけですが、のっけから上り坂が現れました。さて、フロントギアをローに・・・ってはいらねえ!?なんかギアを変えるワイヤーがすっとこどっこいになってる様子。状況としては前3枚のギアのうち、真ん中のギアしか使えない、つまり登りが若干苦しい。日暮れが近いのでとりあえずはこのまま走る。

しかし楽しい。楽しい!!知らない土地を自転車で走る、単純極まりないこの行為がとてつもなく楽しいのだ。時折左に少し日暮れの深みを抱いたブルーの海が目を楽しませてくれる。右手の林では蝉の鳴き声がシャワーのように降り注いでいる、大阪とは違ってツクツクボーシであり、暑さはさほど感じることなく、むしろ心地よささえ感じる。小豆島はオリーヴの島。道端にはこれでもかっちゅーくらいオリーヴの木が植わっております。

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自転車をこぐ。絶景に息を飲む。温泉に入る。腹が減ってるから飯がなんでも旨い。こんな楽しいことだらけの自転車旅。昨今の自転車ブームで、いい自転車に乗る若い人は増えたようだが、果たしてその中でツーリングに行こうかという人は増えているのだろうか?どうにも街中だけを乗り回している人達が多い気がして、とてももったいないと思う。少し自転車をかつぐ重さだけ我慢すればこんな楽しい世界が待っているのに、と。

ま、楽しみ方はひとそれぞれなんで、言及してもしょうがないのですが、とりあえずもう少し交通ルール守って走ってくれやと思う今日この頃。

道は国道436。途中通りかかった小さな港町が面白い家並をしていたが、まずは目的地を目指して走る。

トンネルを抜けるとしばらくして、まっすぐな下り道を走っていくと緑の田園風景が現れた。里山の風景、この感じも見たかったので心が洗われるよ。

やがて本日の目的地にとーちゃーく。温泉は丘の上。最後はけっこうな勾配の登り。僕は自転車を降りて押して登るも、心の中で声が。

「オイおまえ、こがねえのか?」

「なんだよ、こぐに決まってんだろ」

・・・こいで登って温泉到着。そしてその瞬間足つった笑 あー楽しー。

丘の上からはオリーヴの木々と淡く暮れる海と空が広がっていた。今朝まで大阪にいたので、あまりの景色の違いにあらためて驚いていた。俺は今旅に出ているのだ。ただ、ただ、嬉しかった。

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温泉のあついお湯に浸る。心と体の疲れが泡のように溶けていく。僕は思わず手をあわせた、有難い。

今回はお金がないわけでもないので、夕食はリッチにレストラン、いや、リストランテでどや!(どやっていわれても・・・)自転車もこがんし、となるとコレでせう。

イエ~~~。

丘の下まで歩いて、公共な場所(一応言っとく)の屋根の下に、輪行袋をマットがわりに敷いて、寝袋で就寝。寝る前、夜空を見上げれば流星が一つ見えた。

さて、明日はどんな旅になりますか。

ー2日目ー

午前4時、上を旋回するコウモリと、耳元をかすめるモスキート音で目が覚める。

暑くて途中何度か起きているので少し寝不足である。

さて、出発前にフロントギアの調整をしたのですが、2時間ほど格闘したが、結果直らず。レバーをひねってもワイヤーが上手く昨日せず、レバーでは変速ができないのですが、ギアを変えたい時は工具と直接手でチェーンを動かして変速する(!)というアナログ技でこの問題を克服することにした。今日は寒霞渓という高くそびえる渓谷まで登る。ローギアなしではとても登れない。

朝飯は昨日食堂でオバチャンに握ってもらったおにぎりで。

あ、そういや昨日旅始めの「気合い」を入れてない。

では、ハイ、キュー。

「小豆島2日目!今日は寒霞渓登って棚田もバッチリ見るぞ!」

いぇ~~~。

国道436を少し東へ戻る。途中海辺で「朝ジャンプ」まあ、あれです。朝シャンプーみたいなもんです(はあ?)

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県道29を北へ。いよいよ寒霞渓への道。集落の間を抜けると、おおお出たよ。ウネウネと上り道。すると看板が現れる。そこには

「寒霞渓 12km」と書かれてある。

この道が12kmか・・・。まあ押してでも登り続けたら着くのは着くのだが、これから目指す山の上にたくさん雲がかかっているのが少し心配。少し気持ちがゆらいだが、行けるとこまでは行ってみることにする。

ムムム、きつい。しかも暑い。水がグビグビなくなっていく。登っても登っても山・山・山。わけいっても わけいっても 青い山 ですな、山頭火さん。

心配していた天気は登るにつれて回復し、道は木々からもれる木漏れ日が美しい。標高が増すにつれ、吹き抜ける風が心地よい。

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絶景が続きます。いや、だいぶ登ってきたな。途中、小休憩を挟みまくっているが、横がすぐ林のため、休んでいると蜂の類が足元を飛び回り、おちおちとは出来ない。

寒霞渓まで4km。最初心折れかけた12kmからだいぶ近づいた。

そして昼の12時。ついに寒霞渓到着。

展望台に立つ、もちろん絶景、有り難や。

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昼飯は朝買ったコンビニのパンと、寒霞渓の売店で売っている「オリーヴ牛コロッケバーガー」旨し。

寒霞渓を出て西へ。次の目的地へ向かう。

寒霞渓まで来て、もう一番上の方まで来たもんだと思い込んでいたが、まだ上り道は現れるのだった、ムムム。

時折、頭上の木に見知らぬ鳥が。野鳥図鑑でも持ってきたら良かったなと思ったその直後、目の前の道を左から右へと低空飛行で横切る大きな鳥の姿が?一瞬、カラスかトンビかと思ったが、なんとキジであることが分かった。あまりに一瞬だったため写真は撮れなかったが、面白い出会いにニヤリとした。

ちなみにこの道にはたくさんの野生の猿が生息する。途中の観光施設には飼い犬がいた。

キジ、サル、イヌ・・・フフフ鬼ヶ島にでも行っちゃうかい?(ちなみに実際瀬戸内海には鬼ヶ島という島があります、正式には女木島というそう。)

コチラは四方指展望台。

絶景、いやよく登ってきたでな。標高は776メートルとあった。

しばらく行くと下り道。なんと勾配18パーセント!!西側から登ってると死んでたな。

おおよそ坂を下り、分かれ道。南の方角へ進み、ある所でまた左へ曲がり、「中山」という集落に向かう。そこにはこの旅で絶対行きたかった場所がある。

あたりは緑の田園風景、のどかだ。しかし暑いな、天気はすこぶる良い。目的の場所までゆるい勾配の登りが続く。もう少し、もう少し。

そしてある所で、その場所にやって来たことに気付く。来た!棚田!!しかし本当の絶景はまだまだ上にあるはずなのだ。僕はさらにペダルを回す。

とにかく上へ、上へ、上へ。最後の方には観光客のレンタカーもあまり見なくなった。いよいよ目的地に着く途中、車で岐阜から旅行に来ている兄さん2人と仲良くなり、一緒に同行する。

そして出会ったのがこの景色だった。

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すごい。この一言に尽きる。不思議と、同じ日本なのかとは思えなかった。普段暮らしている大阪の景色が僕にとっての日本であることは確かなのだが、今見ているこの山里の田園風景も確かに日本の景色なのだ。まだまだ僕の知らない日本は、美しい日本はたくさんあるのだ。だからこの国の旅はやめられない。

都会ではなくなってしまった、昔から存在する「日本の夏」がたしかにそこにはあったのだ。僕たち3人は絶景の前に言葉なく立ち尽くした。ここにこの旅は極まったのだ。

ちなみにその兄さん2人とは少し中途半端な別れ方になってしまったのが少し心残りだ、島を走っていればまた会えるだろうと思っていたが、結局会えなかった。お互い良い旅を、またどこかで^^

時刻は午後4時ごろであった。さて、これからどうするか?マイミクさんに教えてもらったうどん屋さんのある土庄町が近いからとりあえず向かってみる。

あいにく携帯の充電が切れてしまい、うどん屋さんの名前が分からず、お腹も減ったので小豆島の醤油を使ったラーメン屋さんで食事。

ちなみにギネスにものってる世界一狭い海峡「土渕海峡」も見学。川やないっすよ、海なんですよ。

ちなみに土庄町の港からは高松行きのフェリーが出ていまして、旅をもう1日延長して香川でうどん屋巡りをしてもイイなと朝のうちには考えていたのですが、寝不足とヒルクライムの疲れもあったし、何より寒霞渓と棚田に行けたことで充分な満足感があったので、今回の旅はこれにて終わりにすることにした。

僕は再び国道436にのり、東へ20km弱の坂手港へ向かう。

少しずつ日暮れの空気があたりを流れ、淡い光に包まれた島の道をゆっくりと着実に東へと向かう。

草壁まで来た。ここを通るのは3回目とあって、すっかり地元に帰ってきたような気分になる。「ただいま。」そんな言葉が自然と出たのだった。

さらに進み、マルキン醤油の工場横を通りしばらく行くと、神戸行きのフェリーが出る坂手港に到着。これにて小豆島でのツーリングは終了した。

船が出るまでの時間、少し坂手の周りの集落を見学した。細い家家のすき間をかいくぐり、小高い所にやって来た。今歩いて来た家家の屋根、その向こうの港、空が蒼く、優しく暮れていた。最後にこの景色を見れて良かった。有難う、小豆島。僕は島に向かって一礼した。

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やがて船の出航時間。ゆっくりと離れていく島を見ながらもう一度「有難う。」とつぶやいた。ああ、もう大阪に帰ってまうんやな。やっぱし香川いっとけば良かったかな笑ジャンボフェリーのテーマソングが調子良く外のデッキにも鳴り響いていた。

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***

ちなみにこのジャンボフェリーの乗船率に驚き!!通路にゴザを敷いてすき間というすき間で寝る人々、しかもみんな勝手知ったるという感じ。小豆島でさぬきうどんを食べれなかったのが今回の心残りなのですが、ジャンボフェリーで食べたうどんがけっこう美味しかったのでした笑

そろそろこの旅日記を終わらしてもよいのですが、家に帰るまでが旅でありまして、実はまだひと悶着あるのでした。

船は神戸港に到着。あーくそ、帰ってきちまったな!笑

三ノ宮駅前で自転車をバラす。ジャンボフェリーに乗っていたランドナー乗りの人もちょうど自転車をバラしていて、しばし旅談義で盛り上がる。

さて、自転車とバッグ×2を持ち上げると・・・ヌオオめさくさ重い。行きしなは体力があったが、帰りはやはりきてます。あかん、コレ梅田降りてから地下鉄まで移動できる自信なくなってきたぞ。

しかし三ノ宮からJRに乗ったのが夜12時ごろ。まさかと思い、携帯で時刻表を確認するとなんと・・・

梅田から自宅最寄りまでの電車が終わっていることが判明。ってことは梅田からチャリで自走かよ!わお!!笑

ってことで疲労と闘いながら、途中難波で金龍ラーメン食いつつ、堺の自宅に着いたのは深夜3時であったのでした笑

***

もはや自分にとって旅と自転車とカメラというのは生きる上で欠かせない存在になっている気がした。

長文お読みいただきありがとうございました。

さて次はどこに行こうかね。
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今日も暮れるから

tamboyu.jpg

今日も田んぼでたそがれる。


・・・実は2週間前の写真ですがね笑

tamboyu2.jpg

tamboyu3.jpg

黄昏の麒麟・麒麟

kirinkirin.jpg

久々の更新です。

写真のネタはあるのですが、なかなかパソコン触れる時間がありませんで、更新してないと読者も減ってきて、どうしよっかなーと思っていたのですが、見てくれてるかたもいらっしゃるということが分かり、やはりもう少し続けていくことにします。

これからも週1更新くらいですが、よろしくです^^

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プロフィール

アマガエル♪

Author:アマガエル♪
自転車に乗って、旅して、撮る。

自称「自転車カメラニスト」のアマガエルです。

旅と日常を写真と、時々文章とともに綴ります。

◎カメラ
・OLYMPUS OM-1
・OLYMPUS E-5
・OLYMPUS E-620
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・VOIGTLANDER BESSA R2A
・SEAGULL 4A-107

◎自転車
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ご意見や、撮らせていただいた写真のデータちょうだいとかございましたらメールください。
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