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熊野 天空と水を巡る旅 第3回 川と旅する

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紀伊半島の旅、第3回は2日目後半の模様をお送りします。

丸山千枚田に惚れ込み、川湯温泉でのキャンプを急遽変更して千枚田のキャンプ場で一夜過ごすことに。しかしこの選択はあとであんな事態を招くことになるとは・・・。


***


ポツポツと、雨がテントの屋根を打つ音で目が覚めた。天井はほのかに明るい、朝のようだ。

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ジッパーを開けると、外はうっすらと蒼く少し湿った匂い、降り注ぐヒグラシの蝉時雨。

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雨は大したことはない。天気予報は午前中雨マークで午後には止む模様、大丈夫だろう。

昨日ここでキャンプすると決めた時、

「寝たいところで寝る。予定は予定、オレは今の気持ちを大事にする。ああ、オレって旅のプロフェッショナル!(?)」

なんてことを考えていたが、昨日寝る前にヘッドランプを点けて地図でこれからの工程を確認すると、今日はエライがんばらんと白浜までたどり着かないことが分かった。だって昨日走る予定だった30kmをサボったツケが今日にそのままのしかかるわけですから。

プロがそんな無計画するかい^^;

ってことで今日はがんばるぞ!と朝5時起きでテントの撤収開始。

パッキングも完了。管理人さんにお礼言って本日の旅スタート。

早く次の目的地も目指したいところだが、やはりもう一度棚田は見ておきたい。

しっとりとした林の間の道を抜け、棚田を縫うように走る急勾配の道をうんしょうんしょと上っていく。

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中腹で自転車を停める。振り返ると青い山なみに筆で描いたようなたなびく白い雲。

山は圧倒的な威力で迫り、その幽玄たる景色を見ていると、とても人の英知など届かない気がする。

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まさにここは「天空」の里。空に一番近くて一番遠い場所。無限、無限の世界。

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最高の朝の散歩だった。棚田を見下ろしながら体一杯伸ばして準備体操。

さーて行きまっかー!と思った瞬間、やんでいたはずの雨がポツポツ、そのうち、ザーっときた。

おおっときたかー。こんなこともあろうかとちゃんとレインコートも持ってきました。地元の農家さんたちも駆け込んだ屋根の下で世間話しながらゴソゴソと雨装備。

待っててもしょうがなさそうなので出発。しっかりと雨装備すればさほどツライ程のもんでもない(雨にもよるけど)、ただ今午前8時。

国道311号線に戻ってきた。少し進むとこの辺りでは割りと大きめの集落。板屋という地名。昨日商店があると聞いた場所だった。

開店したての店で菓子パンを2つ3つ物色。なんとか朝メシげっと。道端に座ってモーニング。

雨はやんでこの日はもう降らなかった。

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↑おおお、雨天ゲートボール場ってはじめて見た。お年寄りが大事にされています。

ここにはちょっとした無料の足湯施設もあって、ちょっと嬉しかった。お立ち寄りの際は是非!

さて、また進む。

大きな橋で大きな川を越えると、およよ、和歌山県!

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ここからは急勾配。ゼーハー息を切らして上る。あの、あの電柱までがんばろう。あの、あの花の咲く木まで・・・。花?

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なんの木でしょう?

さっき和歌山入ったと思ったら、

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まさかの奈良。そしてこの後また和歌山入り。短時間で県境越えまくり笑

今日は後半も含めてずっと川が横を流れていた。するとこんな面白い川景色も。

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ヘアピン。

さて、まずは川湯温泉までは一気に行かんとね。11時くらいには着きたいもんだ。よし、どんどん行こう。

そう思った矢先だった。

道の先にガードマン。嫌な予感しかしない。まさかこんなところで通行止め?こんな山奥でしかも自転車で他の道迂回なんて不可能に近い。

ガードマンのおっちゃんが気さくで面白い人だった。話を聞くと時間限定の通行止めらしい。次に通れるまで1時間待ち。ああまた予定が・・・。仕方がないので気長に待つしかない。

そのうちどんどん車がたまっていく。観光の人、仕事の人など色々。自転車は珍しいからか、みなさんはなしかけてくれてそうヒマではなかった。

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通行止めが解除。写真撮ってないけど、再び和歌山入り。

相変わらず川に沿って走る。この辺りはアップダウンなく快走路であった。

川湯に近づくころ分岐点。右に行けば湯峯温泉や熊野本宮大社へ。こちらも魅力的だが、今回は川湯に行くので左へ。案内通り進むとやっとこさ川湯温泉に到着した、ただ今お昼12時。

さて、楽しみにしていた川湯温泉だ。本当なら昨日のうちに到着してのんびりと温泉を楽しんでいたのだけど、今日は白浜(50kmほど先)まで行かないといけないのでそうそうゆっくりはしていられない。

しかし千枚田と並んで楽しみにしていた場所、しっかりやることはやっておかねばならぬ。

てことで川湯でやりたいこと、その1!

川掘って温泉作る!!川湯温泉はその名の通り川を掘れば温泉が沸くので、川岸にマイ浴槽を掘ることが可能。

海パン(てゆうか寝巻き用の半ズボン)一丁になって砂を掘る!掘る!・・・うん、手じゃムリ!(やっぱシャベルとかないとダメみたい、水しか出んかった。)

と、速攻でマイ浴槽作りは諦めたのも、川岸にちゃーんと立派な露天風呂が作られていたので、これでえーやんと早々と妥協したのであった。

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↑汚い足でスンマセン笑

川の流れもゆるやかだったので、一人で泳いではしゃぐ。体が冷えたら温泉はいる。また川で泳ぐ、温泉、を繰り返す、あー楽し^^

なんてったって水がキレイでさー、アユがそこらへんで普通に泳いでんの。

川湯でやりたいこと、その2。

ちゃんと温泉に入る。さっきの露天風呂はジャグジーみたいなもんやし、やはりちゃんと体洗って裸で温泉を楽しみたい。

川湯温泉には共同浴場があり、250円とさすが温泉地価格。

浴室にはいるとほのかに硫黄臭。体を洗って湯に浸かるとこの上ない幸福感が身を包む。

もちろん湯上りはコレです。

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川湯温泉でやりたいこと、その3。

ちゃんとした飯を食う。ここまでコンビニとおにぎりとパンばかりなもんで、たまには食堂でちゃんとしたもの食べたい。

かというて、このあたりって特に名物があるわけでもない。田辺市の観光協会のホームページ見たら「めはりずし」とか「おかいさん(茶粥)」とかってパッとせんね~。おかいさんって・・・家で食うとるわいな!笑(いや、美味いんよ、おかいさんときゅうりのぬか漬けあったらサラサラいけますけど。)

とりあえず見つけた喫茶店に入った。

でもさっき川で泳いでいるアユを見るとやっぱりアユ食べたいな、と。頼んだのはコレ。

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めはりずしセット、アユの甘露煮付き。

ビジュアルはよろしいな。久々のめはりずし・・・パリっと塩漬け菜っ葉のイイ食感、中はホカホカご飯、シンプルだけど美味しい。アユの甘露煮・・・うまくないわけがない、美味、イイじゃないか。

合唱、ごちそうさまでした。身にしみた。

さて、今から猛烈に走らないといけない。ただ今午後3時ちょうど。白浜まで50km超、日没時間を考えて明るいのは4時間くらいだろう。

次回自転車男奮闘編、そしてまさかの展開。(期待するほど大したことちゃいますから笑)
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Comment

さめ

川湯良いすなぁ(´-`)
やっぱ夏は川遊びですよ
海やプールも良いけどココロに残ります(≧∀≦)
しかし自転車で30km行程を残すのはしんどいですよね
さらに時間帯通行止めってww

それも旅の楽しみの一つですよね(・∀・)ニヤニヤ
  • URL
  • 2013/08/03 22:19

アマガエル

さめさん

川湯は前々から憧れの場所でした。川掘って温泉って、チョー掘りたい!って思ったけど結果は記述した通りです^^;まだ北海道、屈斜路湖の砂湯の方がよっぽど掘りやすいです(^^)

川遊びは子供のころからの憧れなので、思わずはしゃいじゃいますねーってどこでも一人ではしゃいでますけど笑

通行止めと通行止め解除を時間帯によって1日何回か繰り返しているようです。本当は完全にとめたいけど、ライフラインやからねーっとガードマンのおっちゃんが言うてはりました。ホント完全通行止めじゃなくて良かったです^^;

あり~

モヤのかかった山々って幻想的でいいですね。

予定は予定。
私も行き当たりばったりのことが多いのでよくわかります。
まぁ、私の場合は予定を立てるのが苦手なだけですが・・・(^^;

アマガエル

ありーさん

街に住んでいると、なかなかこんな場所のこんな時間の景色は見ることがないので、貴重な体験でした。やっぱりキャンプっていいです。

僕も何事もギリギリまで動かず最後にあせるタイプです。悪いクセなので直したいのですがなかなか^^;

バリカン

OM-1はシルバーですね。
今回はフィルム率高いですね、いい感じ♪(^^

旅は、流石に一筋縄では行きませんね、アクシデント満載で。
あ、僕も川湯は、出来合いの湯船で入ったクチです。
オートバイキャンプでもやはり、シャベルは無駄っぽい装備ですし♪(笑

ぐり

こんにちは


幻想的な山里の風景も信仰の地、熊野の雰囲気がすごい感じられていいですね。

熊野は自分も昔何度も足を運びましたけどいけどもいけども山また山。
ここを自転車で旅するっていうのは、やっぱり根性が違いますね(^^)

川湯、自分も行きました。あっちこっちほってあって自分で掘る必要もなかったです。
  • URL
  • 2013/08/06 09:16
  • Edit

アマガエル♪

バリカンさん

今回のメインカメラはOMでした、自分にとってシンプルで一番使いやすいカメラです~。自分撮りの時はデジタルが便利です。

シャベルはバイクでも持っていけませんね、ほかに使うことも無いし笑

まあ僕って基本的に一人だと行動が遅いんですよね。なんで結果色々しわよせが後でくるっていう・・・いかんいかん^^;

アマガエル♪

ぐりさん

こんばんは。そう、確かに紀伊半島を見ていると、「霊峰」という言葉が頭に浮かび、信仰の厳かな空気が感じられます。今よりももっと物が無い時代は自然というのはもっと人間にとって大きな存在でまた身近なものでもあったのだろうと思います。

今回通った国道311号線は思ったより、坂は大したことありませんでした。もっと標高の高い国道や県道はたくさんここにはあるでしょうけどね^^;

熊野古道も歩いてみたいなーと思います^^

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プロフィール

アマガエル♪

Author:アマガエル♪
自転車に乗って、旅して、撮る。

自称「自転車カメラニスト」のアマガエルです。

旅と日常を写真と、時々文章とともに綴ります。

◎カメラ
・OLYMPUS OM-1
・OLYMPUS E-5
・OLYMPUS E-620
・FUJIFILM NATURA NS
・VOIGTLANDER BESSA R2A
・SEAGULL 4A-107

◎自転車
・ARAYA RANDONNEUR RAN
・DAHON BOARDWALK

ご意見や、撮らせていただいた写真のデータちょうだいとかございましたらメールください。
goldhill_mino@yahoo.co.jp

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