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柿熟す 猫眠る 月は笑う

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今年の春、月ヶ瀬梅ツーリングをお供した友人taku-changが、新しい折りたたみ自転車を買ったらしく走りに行こうと誘われた。

当初は和歌山の海沿いを旅する予定だったが、前日まで天気が悪く海も荒れてるだろうから、急遽行き先変更。今回は同行者もいるので、手軽に走れて、なおかつキャッチーなプランがよろしいか・・・。ってことで一人で旅するときにはない「色モン」を2つも入れこんでみました。

ではどうぞ。


***

当日の天気予報は午前中雨の昼から曇りであった。天気の変わりやすい山中の道はちょっとリスキーだから避けたい、それなら電車にいつでも乗りやすい状況で勾配の少ない平地がイイだろうと思った。

奈良盆地は以前2人で走ったことあるし、京都の街中を走るのも面白いけど交通量も人も多いし今回の気分からは外れる。滋賀の田園地帯というのも思いついたが、天気が正直分からないし、あまり時間かけて遠出するのもなあと思った。

今回は連れがいるわけで地味なところを走るのもなんかアレだ。そんじゃあ1回オレは行ってるけどあっこをからめてみるか?そんでその先でアレをアレしたらなんかちょっと「色」つきまんがな。道もフラットで電車近いし安全なプラン。オレって天才、1級ツアープランナー(え?笑)

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てことでツーリング・・・というかポタリング当日。南海高野線に乗って南下。高野山のふもとの九度山駅にて下車、折り畳み自転車を組み立てる。今回は僕も相手に合わせてランドナーではなくダホン君を持ってきました。ちなみにtakuchangのNEWバイシクルは英国の生まれのブロンプトンです。写真はまた後ほど。

今回の行程を軽く説明するとここ九度山駅を出発して、西の海へと流れる紀ノ川に沿って走ることを基本とする。

第一の「色モン」は、和歌山電鉄貴志川線の喜志駅のネコ駅長「たま」に会いにいく。

そして第二の「色モン」は、ゴール地点の和歌山市内にて「和歌山ラーメン」を食すこと。

自分的にはなんかすごく盛り込んだ気がしている。いつもなら「今日はあの峠を攻めにいく」とかで終わりなので笑

紀ノ川の南側の県道13号線を走る。どちらかというと交通のメインは川の北側の国道の方なので、こちらは割とのんびりしている。

昼の11時から走りはじめたが、しばらくは小雨が降ったりやんだりしていた。晴れの空は気持ちよいが、曇天の空の雲の濃淡もまた味わい深いものがあると思った。

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このあたりは紀ノ川に沿って山も東西に伸びており、平らな土地が少ないからか、田んぼより果樹園ばかりが見受けられる。多いのが柿、蜜柑、そして桃。

同じ県道ばかりを走っても単調なので方角をそのままに別の道を選んで走ってみる。

枯れた草が揺れる砂利道に出た。ブルースな空気が漂い、ディランを口ずさんでみたりする。

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沿道にカラスウリ。鮮やかな橙色が栄える。

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いつもの一人旅なら弁当持参だが、この日は外食の予定。しかしこの道はめっぽう飲食店というものがない。

タクチャンが「(腹減って)もうアカン。」といい始めたころ、ようやく現れた店は玄人感がプンプン漂う古い喫茶店であった。

店に入ると僕はそのなんというか上手く言葉に出来へんな。あえて言葉にするなら、大阪人が「茶でもしばきに行こか。」と言って入る、昔ながらの純喫茶たる作りに思わず嬉しい悲鳴を上げそうになった。

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偶然か意図されてか、ノスタルジックな黄色に統一されたテーブルとお冷のグラス(ちなみにおしぼりも黄色だ。)にまずは胸キュン。

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タクチャンの頼んだ「ハンバーグ定食」。皿の中にまるで遊園地のような色とりどりのアトラクションが並んだワンダーランド。この感じは小洒落たレストランには出せないんだよな(『孤独のグルメ』のゴローさんならそう言うはずだ。)

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マスターが「どっから走ってきたん?」と話かける。これからネコ駅長に会いにいくことを言うと、喜志駅までの近道を詳細な地図に書いてくれた。そして気がついたら「今日タマいてるん?起きてる?」などと、どうやら喜志駅の近所の知り合いに電話して確認してくれているようだった笑(たま駅長は駅にいる日といない日があるのは知っていたが、僕達は調べずに来ていた。)

さらに店のカウンターで奥さんがもらいもんの、この辺りのブランド柿「富有柿」をむいて出してくれた。これが甘くて柔らかくて美味い。

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とまあ色々優しくしてくれて、しこたままったりさせてもらった喫茶店を出発する。またお礼の手紙を書こう。

店を出ると空の雲はかなたへいって、気持ちのいい青空が広がっていた。

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ほどなく喜志駅のそばまで到着。ここには5年前ほど「きしでん」に乗って来たことがある。

見覚えのある坂を上り、喜志駅の前に来て驚いた。なんと駅舎が新しくなっているのである。

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↑手前の自転車がタクチャンのブロンプトン。

駅がキレイにオシャレに、カフェまでついとる。流石、スーパー駅長。オレより遥かに働きモン笑

と、その駅長は「駅長室」でよー寝てはります。ネコは寝るのが仕事ですから、ステキっす!

5年ぶりの再会、元気でいてくれて良かった。毎日たくさんの人が見に来てちょっとストレスたまらん?って心配になるけど。ってゆうかオレもそのうちの一人ですけど、どうかこれからも元気で幸せであって欲しいと思う。

ここじゃなくても動物の写真撮るならフラッシュ発行しないように設定しといて欲しい、自分が撮られる側だとしたらストレスですよね。

あと駐車場はないからなるべく電車で来ましょう、もしくは自転車で笑

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普段お土産買わない私があまりの可愛さにかっちゃったドロップ缶

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夕日がオレンジ色に輝く頃、俺たちが最後に目指すのは美味しいラーメンを食べることである。

喜志駅から電車に乗って和歌山市に向かってもいいけど、そこはやっぱりお腹を減らして最高の状態でラーメンを食べるために15kmの道を走るのである。

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時おり道は「きしでん」のそばを通る。きしでんではデザインの面白い車両が3つある。「おもちゃ電車」「いちご電車」「たま電車」。どれがそばを通るかも楽しみだったが、今回写真に撮れたのは南海系の車両だけだった。

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夕暮れと月の下をきしでんが駆けていった。

日も暮れて、和歌山市内に到着。

日本一周の483日目(次の日にゴール)にも訪れた和歌山城を外から見学。

そして!お楽しみのラーメン、今回は王道の「井出商店」で特製大盛を。これがよお、旨すぎてよお、泣けた。

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輪行して帰路に着いた。


***


今回は珍しく連れがいたのですごく贅沢してしまった。外食2回、喫茶店、お土産、あげくにスーパー銭湯!!セレブリティ&ラグジュアリーな旅でございました。しばらく倹約必至^^;

しかしポタリングのつもりでプラン組んだけど、走行距離50kmはもうポタリングとは言わない気が笑 坂はほとんどなかったので疲れはほぼ無かった。

今度、親戚の結婚祝い買うため信楽へ行く予定。

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Comment

さめ

ソロツーのストイック&フリーダム
マスツーの気を使いながらも休憩時の安心感&共有感
どちらも良いですよね~
しかし富有柿うまそうだ(≧∀≦)
  • URL
  • 2013/10/19 00:48

アマガエル

さめさん

感動の共有できるのはイイですよね。あとは荷物の管理がしやすいとか。

秋は柿や蜜柑のオレンジ色、春はきっと桃の花でピンクの桃源郷なんだと思います(^^)

そちらのネコ駅長(?)もお元気でしょうか♪
  • URL
  • 2013/10/20 17:17
  • Edit

あり~

私の家の近くまで通ったようですね。
ツーリングと言えばロードバイク仲間しかいない私には、ミニベロでツーリングできる友人がいて羨ましいです。
知っているかもしれませんが、貴志駅は駅舎自体もネコのデザインですね。

アマガエル♪

ありーさん

ご近所でしたか^^

僕の数少なき自転車友達です笑 ロードの人と走ったら賓脚の僕ならついていけないでしょうね^^;

ネコのかたちしてましたねー。屋根も萱葺き?な趣があって、面白い駅だなーと思いました。

バリカン

ディランは、ソウルフラワーユニオンってバンドが日本語カバーしている、
「嵐からの隠れ家」ってのしか聴いたことのないバリカンです、トホホ(笑。

さて、秋な感じが良い旅程、ですね(^^。
そして世間で言うところの「純喫茶」って雰囲気。
目玉焼き@黄身の半熟感がたまりませんね♪(笑

アマガエル♪

バリカンさん

こんばんは。おお、ソウルフラワーユニオンですか。嵐からの隠れ家、どんな曲か知りません。実はあんまりディラン詳しくないんですけど、旅の音楽といえば僕の中ではディランなんだろうという大ざっぱなイメージがあるのです。口ずさむ曲はだいたい「風にふかれて」か「ミスタータンブリンマン」だけです。漂白の旅という感じがします。

昔懐かしの卓上のインベーダーゲーム(故障中)や、おそらくマスターの趣味のゴルフ大会のトロフィーとか、どこの地方か分からない民芸品やらが所狭しと並ぶゴチャゴチャ感も最高でした笑

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プロフィール

アマガエル♪

Author:アマガエル♪
自転車に乗って、旅して、撮る。

自称「自転車カメラニスト」のアマガエルです。

旅と日常を写真と、時々文章とともに綴ります。

◎カメラ
・OLYMPUS OM-1
・OLYMPUS E-5
・OLYMPUS E-620
・FUJIFILM NATURA NS
・VOIGTLANDER BESSA R2A
・SEAGULL 4A-107

◎自転車
・ARAYA RANDONNEUR RAN
・DAHON BOARDWALK

ご意見や、撮らせていただいた写真のデータちょうだいとかございましたらメールください。
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