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6月4日264日目「砂丘の夜はブォンブォンブォン」鳥取

山口ー青森 (20)

鳥取県に入った。海側の国道をメインに走っているが、山口・島根は案外坂が多く、連日の向かい風とあいまって苦しむこともあったが、鳥取に入ってからは坂道もマシになり、快調に歩を進めていた。(その後、兵庫県でまたアホほど坂に苦しめられるのですが・・・)

ところで山口の下関から鳥取まで10日間くらいかかったが、夜は全て野宿していた。野宿がイヤで仕方なかった最初のころを思うとずいぶん成長したなと思う、社会で何も役に立たなさそうな成長だけど(笑)でもここ2~3日、たまには宿に泊まろうと思っていた。本州の日本海側はゲストハウスやライダーハウスといった安宿はほとんどなく、最初はネットカフェで寝て安くあげようかと考えていたが、ネカフェにタイミングよくあたらなかったので「今日も野宿か・・・」とずるずるここまでひっぱっていたが、もう民宿でもビジネスホテルでも少々お金かかってもいっぺんゆっくり寝たかった。

そんなこんな鳥取市にたどり着いた。ここにはずっと行ってみたかった鳥取砂丘がある。この日こそ街でちゃんと宿を・・・と思っていたが、今日はとりあえず砂丘で夕陽を眺めたかった。砂丘と街は少し距離があり、夕陽を眺めてから街に戻るのは自転車では少しおっくうな気がした。そこで考えた。今日は砂丘で夕陽を見た後、その辺で野宿して、明日は走るの休んで夜は鳥取の街の宿でゆっくり寝る、と。

とりあえず砂丘へ。オオオオオ!!!!!すごいよ、マサルさん!!砂丘は予想以上に広くて迫力があった。丘のてっぺんに行く。ちょうど夕陽が沈みかけるいいタイミングだった。夕暮れLovers達と肩を並べ海に沈む夕陽を心ゆくまで堪能した。

さて、その後は砂丘に来る前に街で買っておいた弁当で夕食を済ませ、砂丘の中では寝てはいけないと書いていたので、砂丘の周囲を探して、その辺にあった長イスに横になり、寝袋で寝ることにした。しかし砂丘の夜はサイレントにはいかなかった。来るわ来るわ、夜の砂丘を見に来る若者たちの車が。暗くて何も見えないやろうって思うんですがね。、多分地元の子達なんでしょうが、夜遊びしてたらなんとなくこの場所に来ちゃうんだろうな。気持ちは分からないでもない、でも寝ている僕にとっては車の排気音が大変不快。車が通る道が見える場所で寝ていたので、車のライトもまぶしくて寝れない。だんだんイライラしてきたが、こんな所で寝てる自分が悪いのでなんとも言えませんけど(笑)途中場所を変えたが、やはり騒音からは逃れることが出来ず、深夜になっても砂丘の周りは車が往来していた。

グッスリ寝つくことも出来ないまま、夜は明けかけていた。僕は寝袋をしまい、朝日が拝めるかもしれないと砂丘へ向かった。昨夜の喧騒を忘れてしまうような爽やかで清らかな朝日だった。夜は少し大変だったけど、砂丘で夕陽と朝日を見ることが出来て幸せだと思った。

この日はハナから走る気はなく、鳥取の街で宿をとるつもりだった。昨夜の寝不足と連日の疲れで、日中から公園のベンチで寝ていた。駅の観光案内所で一番安い宿を聞くと
、確か素泊まり3700円くらいの「旅館」だった。「旅館」か・・・ブルジョワな響きだ(笑)3700円なんて最近の僕には高くて思えて鼻で笑って野宿を選ぶセコイ男になっていたが、この時ばかりは迷うことなくその宿に泊まることにした。宿の奥さんが優しくてとても心が休まった。ゲストハウスやライダーハウスに慣れていたから、個室、フカフカの布団、宿の方のいたって普通のおもてなしに至上の幸福感を感じた。「この宿に泊まって良かった。」僕は心底そう感じて、白い布団と同化するように眠りこけた。

山口ー青森 (21)
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自転車に乗って、旅して、撮る。

自称「自転車カメラニスト」のアマガエルです。

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