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6月18日277日目 「いや、ホントすいませんでした。」富山県

山口ー青森 (60)


金沢で梅雨入りしてからもレインコートを着て用心しながら雨の中を走っていた。よほどの雨だと危ないので走らないが、そうでもなければゆっくりと進んでいる。この日は能登半島を抜けて氷見から富山県に入り、とある街で走りを終えることにした。鳥取で宿に泊まって以来野宿ばかりで、今もザーザーと雨が降っていて寝所を探す気もなくなりネットカフェで寝ることにした。食料を買おうと街をウロついていると、地元の紳士なおじさんが話しかけてきて少し旅の話をした。そのおじさんはいたって普通の人だったのですが、「どこどこの寺なら言えば泊まらせてくれるんじゃないか?」とおっしゃった。今日は僕の中でネカフェに泊まることにしていたので、他所さんの所に頼みこんで泊めていただく必要は感じなかったし、今までもそんなことはほとんどしたことがない。でもなぜかこの時は「まあ一応行ってみるだけ行ってみますか。」と思って、おじさんのいうお寺に向かった。

そのお寺は観光地として割と開放的な所だったので、とりあえず門をくぐり、敷地内にあったトイレの片隅に自転車を停めた。来てみたはイイものの、人に頼るほど困っている状況でもないし、どうしようか。するとお堂の扉を締めに来たお寺の奥さんらしき人と一瞬目が合った。僕はその時雨の当たらないトイレの屋根の下にいたが、レインコートも着ていたけど全身ズブ濡れだった。その後女性はお堂の中へと帰っていった。僕は「いや、アカン。こんな中途半端な気持ちは。」と思い直し、すぐにお寺を自転車とともに出た。お寺を出て10メートルほど離れた所でなんとなく寺の方を振り返った。するとお堂の所で先程の女性がこちらの方を見ている気がした。さっき近くで僕を見た時、おそらく変な人か可哀相な人に見えていたかと思う。前者は間違いなくそう思われているだろうけど(笑)どちらにせよ、なんか余計な気を使わせてしまったんじゃないかと思い、後悔した。今さら戻って弁解しても変だし、そのまま立ち去ることにした。思いすごしであればイイが、どうか僕のことは忘れて下さい、心の中でそう願った。中途半端はあきませんな、反省。
ちなみにその後ネットカフェに移動しました。

山口ー青森 (61)
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自転車に乗って、旅して、撮る。

自称「自転車カメラニスト」のアマガエルです。

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