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8月26日346日目「拾われました。」札幌

北海道 (39)

同じ日でもうひとネタ。札幌に到着した僕はある人物と再会する約束をしていた。約束の場所へ行くと彼はいた。たった2日ぶりの再会であったが、妙に久々に会ったような新鮮な感じもした。彼も旅するチャリダーで2日前に長万部の手前で小休止していた僕の横にとまり、話しているうちに仲良くなってその日は一緒に走ってキャンプをした。翌朝、用事で先を急いでいた彼を見送ったがまた札幌で再会することを約束していた。

彼は東京出身で、実家は江戸切子というガラスの伝統工芸を営んでいるらしく、彼も職人見習い中らしかった。自転車旅は好きらしいが、これから職人修行も忙しくなるのでその前に思いっきり旅をしようと、東京からここまで自転車で来たそうだ。札幌がゴールで、千歳から飛行機で帰るらしい。

北海道 (38)

僕たちは再会したその足で有名なラーメン屋さんで夕食を済ませ、テレビ塔を下から見学して、札幌のランドマーク、時計台の前に行った。ところで旅人の噂話の中でよく出てくる「がっかり名所」というものがありまして。テレビや雑誌で紹介されているスケールの大きさと違って、実際はものすごく小さかったりしてガッカリする観光名所を比喩する言葉だ。札幌の時計台もがっかり名所の一つに数えられていた。みんなものすごく大きな時計台をイメージしているらしい。勝手にイメージを膨らませておいてガッカリな噂を流すなんて考えたら失礼な話しだが、果たしてどんなもんかと時計台を見てみた。すると、別に小さいとも思わず、こんなもんじゃないかという大きさだった。建物もイイ感じに古くて個人的には良かったと思いますが。ま、時々ホントに「え?」って思う所もありますけどね。それはそれでまた面白い。

時計台の前で江戸切子の彼と色々語り、別れ際に東京でまた再会する約束を交わした。彼は予約してあるゲストハウスに行き、僕は市内にあるライダーハウスへ泊まれるか電話をしてみた。するとそのライダーハウスには満室で泊まれないと言われた。僕は同じ市内の他のライダーハウスに電話したが、もう営業していないのかつながらなかった。宿代をかけたくなかった僕は、しかたなしに野宿を選択することにした。広めの公園を見つけ、そこのベンチに寝ることにした。

すると携帯に電話がかかってきた。それは札幌に住むもう10数年会っていない、いとこからだった。僕が札幌に来たことを知っていて、電話をかけてきてくれた。公園で寝ていることを知ると、すぐに車で来てくれてそのまま自転車を積んで自宅で泊めていただけることになったのだ。

そのいとこ(♂)は5歳ほど年上で、最近結婚したばかりの奥さんも一緒に車に乗っていた。二人は共働きで、結婚したばかりというのもあるかもしれないが、なんか初々しくて、手探りだけど幸せそうな感じがした。年下の僕がこんなこと言うと生意気ですが。久々に会ういとこも、その奥さんもとても優しく僕を迎えてくれて、こっちまで幸せのお裾わけをしてもらった気分だった。正直、ライダーハウスの宿泊を断られて野宿することになった時は、しょうがないと思いつつなんかむなしい気もしていたが、電話がかかってきて泊めてもらえることになった時には、「救われた。」と心から思った。それは拾われた捨て猫の気分だったかもしれない。(大きな猫だな、オイ笑)
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自転車に乗って、旅して、撮る。

自称「自転車カメラニスト」のアマガエルです。

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