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10月15日396日目「ただいま。と言える街」八雲―函館

北海道 (135)


13日朝に洞爺湖を出発し、僕は北海道旅のゴール地点である「あの街」を目指す。そう、僕にとって北海道のスイートホーム、函館だ。あと少しで着くとなって心が踊っていた。

10月13日、一緒にキャンプしたおじさんに挨拶して出発。湖の南側への移動中、対向車線を走っていた原付に荷物を積んで旅している男の子がコチラに気付き、声をかけてきた。
原付ボーイ「ニャンチュウさんですよね!?(←旅先ではこう呼ばれていました。)」
僕「お?おう!!」
あれ?誰やったっけな?北海道は出会いが多すぎて、たまーにこういうことがある。おそらく帯広の「カニの家」にいたたくさんの旅人の中の一人やと思うんですが。とにかく僕のことを覚えていてくれたことは嬉しく、一応こっちも知ってるフリして(笑)彼とトークした、良き旅を!

それからまた走っていると、
「パーン!」
ん?何か踏んだな?と思うと、アーアーアーパンクしてるよ。ちょうど湖の南側の温泉街に着いたころだった。よく旅先で「パンクしたらどうすんの?」って聞かれますが、当然ながら自分で直します。スムーズにいけば30分くらいで完了。自転車に荷物を大量に積んでいるのでそれを外すのが少しホセ・メンドーサ(面倒さ)。昼飯を食べてから、湖のほとりでパンク修理。穴をふさいで空気を入れるが、すぐに抜けてきた。アレアレ?もう一度調べると、修理の際、別の場所にまた穴を開けてしまったよう。あーもうホセ・メンドーサ(もうエエっちゅうに笑)。思ったより時間がかかった。なんかもう走る気ないなってきたな。もう今日ここで終わろかな?と思ったけど、走り終えるにはまだ早い時間だったので、僕は洞爺湖を後にしてさらに南へと向かった。

洞爺湖から南へ走ると、やがて海沿いの国道に出た。海!なんか久しぶり。そうか、帯広以来ずっと内陸側走ってたから海はなかったんや。この旅では基本的に海に近い道を走ってきたので、1カ月近くも海を離れることはなかったのである。

この日は豊浦のキャンプ場で泊まることにした。水平線に沈む夕日を見届けてから、夕食準備開始。最近になってキャンプがとても楽しく感じるようになってきた。今日は何を作ろうか?米を炊きながらギターを弾いて、食後は熱いコーヒーをすする。心が落ち着く。この日は前にトラック野郎にいただいたジャガイモがあったので、それにモヤシ、長ネギ、白身魚を加え、インスタントの味噌汁で煮込んでみそ鍋にした。最後はうどんでしめる。また自炊だけの話も書いてみたいと思います。わけのわからん料理も作ったりしてたので(笑)

10月14日、むほー寒い!ありたっけの服を着込んでも、朝方はどうしても冷えてくる。ラムヤートで買ったパンと、温かい生姜湯を入れて朝食。今日もグイグイと函館に近づくぜ。今日は静狩峠を越えねばならない。まあそんな大したことないやろ思ってたら、どっこいけっこうしんどかった。一つだけかと思っていた峠は実は3つくらい連なっていて、最後はお腹がペコペコになってヘロヘロになりつつも長万部の街にたどり着いた。おしゃまんべ!!ヤバイ、めっちゃ久しぶり。7月に函館を出発して長万部経由でまた函館に出戻りしたことがあるので、この街を通るのはこの旅で4回目となり、すっかりお馴染みの街になっていた(でもカニめしは一度も食べたことがない)。腹が減りすぎてて、気が付いたらコンビニで100円のパンやらおにぎりを800円分食っていた(どんだけ笑)

さらに走って今日は八雲で1泊。途中、夕日をバックにススキの海が煌いていた。「焦燥感」という言葉が頭に浮かんだ、季節は駆け足で巡るのか。

10月15日、八雲を出発。さあ、今日はいよいよ函館まで帰るのだ。手始めに国道5号線を森町まで走る。さらに歩を進め、函館まであと20kmという所まで来た。このまま函館まで行きたいが僕はある交差点で左に曲がり、大沼の方面に向かう。2日前に豊浦のキャンプ場で知り合ったキャンパーのおじさんが、大沼のキャンプ場にいる知り合いの人に伝言をして欲しいと頼まれたので、人助けと思って引き受けることになったのだ。大沼のキャンプ場まで片道10kmほどあるので往復20kmか、引き受けたもののちょいと面倒臭い。

キャンプ場にたどり着いた。そこで見た大沼の景色に驚いた。静かなる水面が空の全てを映し出し、幻想的な景色を作り出していた。この風景を見たというだけでここに来て良かったと感じた。肝心の用事も、それらしき人を見つけて豊浦で会ったおじさんの言伝を伝えることが出来た。しかしここのキャンプ場、とても快適そうで、思わずここで1泊していこうかと思ったが、早く函館に帰りたい気持ちが勝り、僕は再び走り出した。

北海道 (136)


七飯の街を通り、函館市に入った。だんだんと見慣れた景色になってくる。そして、ついに、スイートホーム「ライムライト」に到着!!か、帰ってきた。階段を上がり、2階の談話室へ。するといつも通りシナチクさんとハコさんがいて、僕を見るなり、
「あ、おかえりなさーい。」
といつもの力の抜けた感じで言ってくれ、全身から力が抜けるほどホッとした。「ただいま。」と言える街。僕はこの旅でたくさんではないけど、「ふるさと」と呼べる街をいくつか作ることが出来た、それはとても幸せなことだと思う。それから僕は夕食をするべく近くのラッキーピエロに行き、シナチクさんにもらった折り込みチラシで30%オフになるカレーライスをほおばると、疲れてそのままイスでウトウトしてしまった。

さて、「少し」ゆっくりしたら北海道を出るとしようか。ホンマに「少し」か?この街が君をそう簡単に出してくれるのかい?うんまあ「少し」ね。
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自転車に乗って、旅して、撮る。

自称「自転車カメラニスト」のアマガエルです。

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