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9月28日 14日目 「もうヤダ。」 室戸―高知市の手前あたり

1大阪ー鹿児島 (21)


四国に上陸して5日目である。昨日室戸岬を少し過ぎた所で終了した。ペースとしては決して早くないけど、ヒザの違和感も大きく再発することもなく(たまにかすかに感じることもあるけど)よく走っているとは思う、昨日は80kmも走ったし。

お遍路さんの多い四国。道を走っていると、当然お遍路さんとすれ違ったり、道の端に東屋があって、お遍路さん用の書き込みノートが置いてあったりする。それをのぞくと「この坂キツイ」とか「みんながんばれ!!」とか書かれてあって、お遍路してるわけじゃないこちらも元気が出てくる気がする。旅してるのは僕だけやないんやと、少し心細さがやわらぐ気がするのだ。

ヒザの違和感はだいぶマシになったけど、首から肩の付け根あたりが最近妙に痛い。乗っている自転車はランドナーというタイプで、カタチはロードレーサーに似ていて、体制はどうしても前傾姿勢となり、慣れないうちは長時間乗っているとやはり少し体に負担が来る。

時々、肩を回したり、ストレッチしたりして、少しずつ進んでいく。それでもちょっと血の巡りが悪くなってるのか、疲れてしまって歩道にヘタリこんで座っていた。すると地元のおばあさんが歩いてきて、僕を少し不思議そうな顔で見て、缶コーヒーをくれた。突然だったので一瞬意外に感じたが、ありがたくいただいた。

しかしアナタ、本当ここまで宿に泊まりまくっているのです。倉敷にいた期間は別として、移動中野宿したのはたった2日だけ。四国に入ってからはまだ一度もない。野宿ははっきりいって苦手だ。テント張って寝るわけやけど、外も見えないし不安。だからといって、このまま宿に泊まり続けていれば資金も尽きる。これが今の悩みっちゃあ悩み。

四国にはいくつか「遍路小屋」というものがあるらしく、お遍路さんが夜を過ごすための簡易的な小屋だ。今日走ってる道に、遍路小屋が先にあることを示す看板があるので、自分もそこで泊まれないか期待していたが、実際行ってみると、カギがかけられていて、おまけに自転車の人は対象外だと書かれていた。

そっかあ、と残念に思ってる矢先、僕と同じように荷物を積んで旅しているような自転車のオジサンに出会った。オジサンは関西方面の人らしく、時々こうやって旅をしているそうである。
「イイ寝床教えたるわ。ついてきーな。」そうオジサンは行って他にアテもないのでついていってみることにした。

こぐこと小一時間、海に近い広い公園のような場所にたどり着いた。どうやらここがオジサンの言う「イイ寝床」なのだそうだ。オジサンはテントを張り出した。オジサンに礼を言って別れた。波音が聞こえて、確かにイイ場所だ。今日は夕暮れもすこぶる美しかった。

夜になった。夕食は近くのレストランで食べた。(このころは食費にもそんなに気をつかってなかった。)
テントの周りをゴキさんが徘徊していて少しこわい。テントに入り、寝袋をかぶる。すぐに寝付けたらイイけど、そうは行かない。時々散歩する人が通ったり、街灯でその人影がテントに照らされるたび少しドキっとする。

少し離れた公園の遊具で若い子達が遅くまで騒いでいた。それにもいちいちビクビクしていた。4年前に初めてキャンプツーリングした時も海辺で、地元の若い子達の複数のグループが花火をやっていてこわかった、そんなことをおもいだしながらなかなか安心して寝ることができない。
もうイヤやった、こんなことなら野宿はしない。無理せず、宿に泊まったらイイんやん。「逃げ」ではない。そんなことを言い聞かせていた。12時をすぎたころ、若者も帰り、やっと寝ることが出来た。こんな感じでこの先大丈夫だろうか?
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自転車に乗って、旅して、撮る。

自称「自転車カメラニスト」のアマガエルです。

旅と日常を写真と、時々文章とともに綴ります。

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