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12月5日447日目「3年ぶりのリベンジを。」静岡・伊豆半島

青森ー大阪 (39)


「熱海に来た。やはり海が俺を出迎えてくれた。」

関東の友達の家巡りを終え、ようやく大阪への旅を再会した私。この日は小和田を出発してまず天下の国道1号線を走る。すぐに交差点、まっすぐ行けば箱根峠、そして左に行けば伊豆半島の方面に行く。距離的には箱根を越えた方が断然近い。箱根の峠は相当キツイらしいが、寒いし早く大阪に近づけた方がイイだろう(じゃあ何で東京であんなのんびりしてんのや)。が、しかし僕は左へと曲がった。それは3年前の雪辱を晴らすため。

3年前(当時21歳)のお盆を過ぎた8月後半、僕は仕事の休みをとり2泊3日で伊豆半島を輪行ツーリングすることにした。熱海駅で自転車を組み立ていよいよ出発、伊豆半島を海沿いの道で回り、沼津まで来たらまた輪行して帰るという予定であった。しかしこの夏は全国的に猛暑がふるっていた、が、当時の僕は浅はかにも都会の大阪よりはマシやろうと都合よく考えていたが、伊豆半島でもやはり暑いもんは暑くて、1日目から熱風の中を旅している心地だった。さらに坂がすごかった、どこを走っても坂、坂、坂。道も狭く海水浴シーズンで交通量も多いし、とことん苦しめられながら、ついに2日目の昼過ぎ、軽い熱中症で頭がクラクラしてきて、下田から電車に乗って伊豆半島を1周することなく途中リタイアしたという話。ちなみにこの話は前のホームページにものせてますので、よければそちらもご覧ください。
→3年前の伊豆ツーリング

青森ー大阪 (37)
(写真は小和田城)

というわけで、今回こそ伊豆半島を攻略して3年前の雪辱を晴らすのだ!!今回はさすがに熱中症の心配はないやろうし、この旅で幾多の峠を越えてきたしきっと大丈夫。小和田からまずは熱海へ向かう。その間にもいきなりいくつもアップダウンがあらわれた。熱海まで着いた僕は思った。やはり伊豆の坂はキツイ!!(笑)足は以前より鍛えられてるとしても、荷物は当時の倍積んでいるから負担はやはりそんな変わらないのかも。とりあえず3年前と同じスタート地点に立ったのだ。しかもこの時点で神奈川県から静岡県に入ったことになる。中部地方か、俄然大阪に近づいた気がするぜ。(いやこの静岡がけっこう長いんですけどね。)さあ、伊豆半島よ、とくと向き合おうじゃないか。

再び走り出すとやはりいくつもの坂道が現れる。しかし、苦しみながらもどこかこの逆境を楽しんでいる余裕が今回はあった。自転車乗りの中にも峠好きがけっこういらっしゃると思うが、今なら少し気持ちが分かる。

さてこの日はとある温泉地で走りを終えることにした。伊豆半島は温泉天国でもあり、いたるところに大小の温泉街がある。伊豆は僕にとっては「挑戦」の場所なのだけど、普通の人からいえばここは東京からも近い大きな観光地なのである。(普通みんな車か電車で来るし。)250円で入れる温泉の銭湯へ、温泉地の銭湯は安い所が多いので嬉しい。その銭湯で衝撃の光景を2つも見た。洗い場の水道は蛇口をひねるものではなく、2つのレバーを押すとそれぞれお湯か水が出てくるという銭湯によくあるタイプ。40℃くらいのちょうどイイ湯加減にするにはこのお湯と水のレバーを同時にプッシュしなければならない。ちなみにシャワーはないので、毎回レバーをプッシュしたお湯で体を洗う必要があり、シャワーよりは少し手間がかかる。そこですごいオッサンがいてた。桶を2つ用意して、お湯のたまった桶で頭を流していると同時に、両足で2つのレバーをプッシュして次のお湯を準備して、2つの桶を効率良くループさせている「離れ業」をこなしていたのだ!!確かに無駄はないが、そこまでするかとツッコマずにはいられない衝撃(?)の光景だった。さらに、違うオッサンが風呂場の壁で逆立ちをしてるよ!!ズッコケないかハラハラするわ。この銭湯に来る人、面白すぎます(笑)

今晩は砂浜キャンプとシャレこんだ。(いや、間違ってもお洒落ではない。)浜辺で湯上りに缶ビールを飲んだらせっかく温まった体も冷えてしまった(そらそやろ笑)

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本日、伊豆半島2日目。海沿いの道を南へ走る。相変わらずアップダウンが多いけどそれほど苦しいわけでもない、やはり3年前より俺は成長している(社会的には退化をたどる一方だが、いや今はその話はおいといて。)下田に到着した。懐かしい。ところでこの時の僕は出発から前髪以外一度も髪を切ってなく、15カ月近く伸ばした髪は肩まで達しようとしていた。風呂は2~3日に一度しか入らないのですが、シャンプーをした時にその2~3日分の髪がまとめて抜けて、それがけっこう迫力があって、ヤバイ、俺ハゲてしまうんちゃうかと毎回あせる。冬とはいえ、自転車をこぐと汗をかき、ヘルメットをしていると頭もむれるのに風呂に入るのは2~3日にいっぺんでしょ、絶対髪に良くないでな。もう残りの旅資金も少なくなってきているのですが、ちゃんと風呂には毎日入ろうかなどと考えた。旅から帰り、楽しかったけど頭が薄くなったなんて、そんなのはいーやだ。てことで下田にある「昭和湯」という銭湯へ。昭和湯はこの辺り特有の「なまこ壁」と言われる模様を纏った伝統的な建物で、「昭和湯」という名前といい、お湯の具合といい、ナイスな銭湯でした。

今日はとある公園でテント泊。夕食を食べ終わり、水道で歯を磨いていた。すると雨がポツポツと降り出してきた。なんとなく嫌な予感がしたので、急いで東屋に戻り、屋根に下にテントを設営しだした。その後すぐ雨足は強まり、さらに近くで雷が鳴り出した。ドドーン!!うおお、かなり近い!!危険を感じ、まだテントの設営の途中であったが、近くのトイレの中に逃げ込んだ。その後もしばらく強い雨と共に大きな雷音が辺りを轟いていて、僕は一人トイレの中でこわくて縮み上がっていた。やがて雷が去り、雨もマシになったようなのでテントのある東屋の所まで戻ると、風もけっこう吹いていたのか、屋根の下まで雨が吹き込み、設営中のテントは水浸し。テントを持ち上げると、ジャーっと雨水がこぼれてきた。ムフフ、と僕は一人で苦笑いして、丁寧にタオルでテントの中を拭き、眠りについた。

伊豆半島3日目。昨夜の嵐で疲れが取りきれてないので今日はあまり移動しないことにする。下田といえば黒船が来航した場所として有名だ。先程にも述べたが、なまこ壁を纏った建物が並ぶなかなか情緒ある街並みだ。ペリーロードと言われる通りには川に沿って柳が植えられ、石畳の道と相まってイイ雰囲気がある。街歩きを楽しみ、今日も下田に泊まろうかと考えていた。僕は基本的に同じ場所で2日連続野宿をしないことにしている。これは住民の方々に不安を与えないよう僕なりに配慮しているのですが、昨日の場所以外にイイ所が見つからず、少しだけ移動することにした。

青森ー大阪 (38)


コンビニで夕食を買い、下賀茂温泉の付近へ。そうそう、3年前はここでギブアップを決めたのだ。来たねえ、ここまで。適当な所でテントを設営開始。しかし今日は昨日のように雨や雷こそないものの、風が勢いよく吹き荒れ、テントを激しく揺さぶった。テントの中に入ってもテントの壁は左右に揺れ、このままではポールが折れてしまう気もする。僕はテントを片付けて、近くのトイレに逃げ込んだ。そのトイレは比較的広くキレイだった。僕は思った。ここで寝れるのでは?田舎のトイレであまり人もこなさそうやし、比較的目につきにくい場所の床に銀マットをしいて寝袋で寝始めた。そしてそのまま朝まで寝ることが出来た。いや、もし僕を見た人がいたらビックリしたやろな、スイマセンです。みなさんは真似しないようにね。

伊豆半島4日目。少し道を引き返し、僕は伊豆半島の最南端の岬を目指す。そして僕は伊豆半島・最南端の石廊崎に立った。やったこれで右半分は攻略。あと半分や!!ここまで色々あったけど概ね順調だ(そうか?)うん、心は全く折れてない。よし次行くでー!!

しかしホントに大変なのはここからだったのだ。長いので続く。
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自転車に乗って、旅して、撮る。

自称「自転車カメラニスト」のアマガエルです。

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